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花図鑑サイトの考え方や更新情報をお伝えします。

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クロミキイチゴの記事を下記に載せています。
黒実木苺(クロミキイチゴ) 
ここに「クロミキイチゴとブラックベリーは違います」という断定的な投稿が入ってきました。
こういう投稿を見るとその日一日が不快になります。
自分が正しいと信じきっているので論拠は何も示さずに相手をばっさり切ってきます。
リアルな社会ではこういう無礼を働く人も少ないでしょうが、ネットではここが違っています。
ブログやサイトを訪問するというのはよその家を訪問するのと同じことと思うのですがね。
そういう感覚があれば、人の家の家具や調度品を頭ごなしにののしることなどできないはずなのですが、ジコチューな人にはこういう感覚が通じません。

私の記事には「ブラックベリー(blackberry)と呼ばれるものの1つである」と書かれていました。
これはクロミキイチゴは広義のブラックベリーに含まれるというウィキペディアなどの記事を下敷きにして記述したものです。
アレゲニー・ブラックベリーという英名もあり、アレゲニーは産地を示しています。

ところが、日本ではここを狭義でとらえて、ブラックベリーとラズベリーは別物なのにブラックベリーと混同するものがいるなどと記述しているサイトがあるものですから、この見解に立てば「何を間違えたことを書いているのか」という話になってしまうわけです。
私も暇ではありませんので、自分だけが正義と考えているような人とは論争もしたくありません。
そこでこの記事は書込み禁止にし、当該部分は誤解を招かないように「英名はブラックラズベリー(black raspberry)という」に改めました。
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姫立金花(ヒメリュウキンカ)という花がある。
ヨーロッパから渡ってきた花である。
立金花(リュウキンカ)に似ているということでこのように呼ばれているが、属は異なりキンポウゲ属である。
この名前が定着してきたのは最近のことのようである。
以前のことだが、東京都薬用植物園で欧州金鳳花(オウシュウキンポウゲ)と表示されているこの花の写真を撮り、正体を確かめるのにかなり手こずった記憶がある。
いま改めてネット検索してみると、スムーズに欧州金鳳花(オウシュウキンポウゲ)から姫立金花(ヒメリュウキンカ)にたどりつくことができた。
この花は、かなり繁殖力が強いようである。
去年のことだが、埼玉県花と緑の振興センターでこの花があちこちにたくさん咲いているのを見かけた。
雑草扱いなのか名札はなく、名前は確かめられなかった。
今年もたくさん咲いていて、何とか名前を確認できないかと検索の腕を振るった。すると、同センターのサイトの記述の中にあるこの名前を確かめることができた。
植えたものが繁殖し、手入れの行き届かない場所でどんどん増殖しているというような説明であった。
「姫」というのだけれど、花径はかなりある立派な姿である。まだ確認していないが白花もあるようである。
ところで、最近、大船植物園でこの花とおぼしきものを見かけた。花の様子はかなり異なる。菊咲一華(キクザキイチゲ)の名札の下に葉を広げている。初めは花の感じから菊咲一華(キクザキイチゲ)に黄花があるのかと探してみたが、ありそうもない。これは違うと切り換えて葉を見ると、姫立金花(ヒメリュウキンカ)そのものである。そういえば、1つくらい離れた島に姫立金花(ヒメリュウキンカ)の表示があったなと思い出す。ここまで飛んではびこったのであろう。それにしても、花の様子はずいぶん違う。季節の終りにはこういう状態になることもあるのだろうか。宿題にしておこう。





花図鑑



 夫婦で写真を撮った帰り道、二人で「今日の一押しの花」を話題にすることが多い。初めて撮った花だったり、きれいに撮れた花だったりする。それぞれに印象に残った花は違っていて面白い。
 先日、東京都薬用植物園に出かけた後にも、そんなことが話題になった。ここは、薬用植物や栽培植物が売りで、ほかでは撮れないようなものがあれこれとある。芥子(ケシ)の花もその1つである。公開時には写真も撮れる日本で唯一の場所かもしれない。
 しかし、この時期、それらの栽培植物はまだせいぜい目を出している程度であった。併設されているロックガーデンと武蔵野の面影を残す林で撮れる野草類がこの日の収穫であった。
 ぼくは、そんな中でとった三葉土栗(ミツバツチグリ)を「今日の一押しの花」に選んだ。この花は雉蓆(キジムシロ)とかなりよく似ている。しっかりと名札が近くについていないと、自分では判断のできない花であった。ネットの写真を見たり手持ちの植物の本をあれこれ開いて見ても、実物での判断ができなかった。
 それが、この日、はじめて区別できたのである。
 いろいろな本での紹介を見ると、雉蓆(キジムシロ)は奇数羽状複葉であり、三葉土栗(ミツバツチグリ)は三出複葉であるとされている。しかし、実際には雉蓆(キジムシロ)の葉も3小葉であることが多い。「蓆」というように雉蓆(キジムシロ)の葉は地を這うのに対し、三葉土栗(ミツバツチグリ)の葉は立ち上がるという。しかし、それがどの程度の違いであるのかがわからなかった。
 それが、この日、区別できたのである。なるほど、この葉は立ち上がっていると。一度わかれば、もう間違えることはないだろう。言葉による知識も補助的な意味で役立つが、判断に導く感覚を手助けするに過ぎないなと思うことが多い。


花図鑑



 こうやって記事を書いていると、植物のことにはかなり詳しいのではないかと思われるかもしれない。
 しかし、実態はまったくの素人である。花を育てた経験もないし知識もない。そもそもが、花のことを調べてみるという経験自体がまだ5年に満たない。それ以前は、子どものころに触れた植物の知識くらいしかなかった。
 だから、サイトで花の名前などを尋ねられても、答えられる確率は低い。

 基本的には植物園や野に咲く花を写真に撮り、それについて調べて記事にしている。写真を撮り始めてからは4年になる。それ以前には、人が撮った写真を見て短歌を詠んでみるというような体験を1年くらいしている。ネット上での体験である。自前で写真を撮るようになったのはその後である。

 それでも、花の写真はずいぶんたまっている。1回に300枚撮るとして、年に50回出かければ15000枚である。4年では6万枚になる。これを二人で撮るわけだから、10万枚は軽く超えていることになる。
 詳しくは数えていないが、記事にできるように整理したデータは5000項目くらいあると思う。1日に5項目公開するとしても、1年では2000件に満たない。手持ちのものを全部載せるにも、まだ2年くらいかかるのかもしれない。加えて、花の数は日々増殖している。本当に先は長いのである。

 それでも、これだけやっていると、公園などで見知らぬ人に尋ねられても、花の名前を答えられる確率は確実に上がっている。また、知らない花を見て科名や属名を絞り込める確率も上がっている。お師匠のいない手習いだがそれなりに成果は出るものである。
 また、最近では、自分が企画した本の装丁に自分で撮った写真を使うというようなことも、さりげなくやっている。自分専用のフリー素材があるようなものなのである。


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